「スタンフォードの心理学教授に学ぶ子供のほめ方」を読んで思った事。
少し前にFB、Twitterで沢山シェアされていたこの記事を読んで思った事。
スタンフォードの研究結果に限らず、過去に読んだ育児書や、幼稚園で受けた子育て系の講習会でもやっぱり同じ事が叫ばれていた。
「頑張った事をほめてあげると、その子はよく伸びる子に育つ。」
全く以てその通りだと思う。
ただ、果たして自分の生き方を切り開いていくには、それだけだろうか?
私はその「頑張っている事」が
「親が望む子供に持ってもらいたい能力」なのか
「子供が根っから持ち合わせている好きな事」なのかで
対応を調整しないといけないなと感じている。
我が子や他のお友達を見ていても、自分自身が好きな事に関しては何もしなくとも調べるし、学ぶし、頑張る。
でも壁にぶつかった時、本人が納得いかない状態で頑張っている事を褒めるのはかえってよくないというのが経験からの実感だ。
壁にぶつかったときは子供に限らず、大人だって不安。
そんな不安な時に褒めても、時にプライドを傷つけるし、妥協という逃げ道も作ってしまうかもしれない。
褒めるのも大事だけど、「悔しい思いをした」という経験があると、人は伸びる。
でも、親が子供に悔しい思いをさせようとしても、それは何か違うんじゃないかな。と思う。
伸びるタイミングというのは、雨の次の日のタケノコのようにニョキニョキ出てくる訳ではないし、作れるものでもない。
伸びるチャンスを見極めるのには、親は冷静に子供を見つめていないと気づかない。
子供が悔しい思いをした時は、親も悔しい時がある思う。
そんなときはその悔しさを、無理矢理納得させたり子供にぶつけたりするのではなく、ただ受け入れ、時に許して、見守って欲しいと思う。
子供は親だけじゃ育たない。色んな仲間と、色んな大人とふれあって、壁にぶつかって、成長するのだから。